[PR]

 米市民は次期大統領に、何を求めるのか。11月の大統領選に向けて、全米で最初となる予備選が11日、ニューハンプシャー州で行われる。各候補が同州で選挙運動を展開するなか、米国政治に詳しい久保文明・東大教授とともに、有権者らの声を聞いた。

拡大する写真・図版サンダース氏の支持者と話す久保教授=2020年2月7日、米ニューハンプシャー州マンチェスター、藤原学思撮影

くぼ・ふみあき 
1956年生まれ。慶応大教授を経て、2003年から東京大法学部教授。専門はアメリカ政治。米ウッドロー・ウィルソンセンター研究員やパリ政治学院招聘(しょうへい)教授、日本のアメリカ学会会長なども歴任。

サンダース氏は「4年前を維持」

 同じ空間にいるのに、会話が成立しない。最後は罵倒で終わる。最近、米国で頻繁に見られる光景が繰り広げられていた。

 8日夜、ニューハンプシャー州マンチェスターの競技場では民主党の主要候補が参加する集会があった。大勢の民主党員らが凍結した路面を進み、会場へと吸い込まれていく。その入り口前では、トランプ大統領の支持者約40人が、のぼりやメッセージボードを掲げていた。

 共和党の同州議員デービッド・ラブさん(65)はここに立っている理由を「人生最高の大統領に支持を示している」と話した。再選を願い、叫ぶ。「フォー・モア・イヤーズ(あと4年)!」

 それに対し、通りすがりの民主党員らは「ノー・モア・イヤーズ!」と韻を踏んで返した。スコット・タイレルさん(65)は「仮にカンガルーが民主党候補になったとしても票を投じる」と、トランプ氏への強烈な嫌悪感を口にした。リハビリ助手のマット・ジョイスさん(44)は「トランプはホワイトハウスのガンだ。政治状況はどんどん悪くなる一方じゃないか」と語る。

 トランプ氏の価値観と対極にあ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら