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 宮城教育大の3年生、三浦美咲さん(21)は昨年8月、震災の日以来初めて、あの道をたどった。

 宮城県南三陸町にある母校・名足(なたり)小学校。校舎は2階まで津波にのみこまれたが、児童87人は次々と避難場所を変えて高台に逃れ、全員が無事だった。

 当時の校長の柴山洋子さん(65)が案内役。学校避難について検証をしているゼミ仲間10人も一緒だ。

    ◇

 6年生の記憶がよみがえる。激しい揺れに、教室の斜め後ろの女子が泣き出した。担任は金魚の水槽を必死で押さえていた。

 ふだんの訓練通り、津波避難場所の職員駐車場に出て、児童は全員しゃがみ込んだ。標高14メートル。そこで柴山先生が、入り江の水が引き、赤黒い海底がむき出しになっているのを見て、号令をかけた。「もっと高い所へ!」

 次は少し離れた畑地。海の方を…

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