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 静岡県藤枝市音羽町地区で10日、スマートフォンを使って市民が乗り合いタクシーを予約し、AI(人工知能)が最適路を判断して市立総合病院まで通院する実証実験が始まった。28日まで。

 国土交通省が全国15自治体で実証実験するスマートシティモデル事業の一つ。免許を返納した高齢者らの通院の足を確保するのが狙いで、初日は静鉄タクシーに町内の2人が相次いで乗り込み、市立総合病院までの約4キロを走った。利用者はスマートフォンに専用のアプリをダウンロードして、乗車と降車のポイント、乗車希望時間、人数を入力。タクシーに備え付けたタブレット端末に通知が送られ、AIが最適路を判断し、運転手を案内する。

 アプリやカーナビはモネ・テクノロジーズ社(東京)が開発。配車は静鉄タクシーが担う。藤枝ICTコンソーシアムが利用者にアプリの使い方などを指導する。国の実証実験を踏まえて、市は来年度、買い物支援などにも実験の対象を広げる予定。(阿久沢悦子)