[PR]

 新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、富山県は10日、1984年から友好協力関係にある中国・遼寧省に向けてマスク1万枚を無償で送った。

 県によると、マスクは県外の関係者から購入したもの。同省の大連市と富山を結ぶ定期便を運航する中国南方航空の職員に、富山空港で引き渡された。同社から省政府側に渡すという。同社の富山―大連便は今回の新型肺炎の影響で12日から4月27日まで運休する予定で、この日が運休前の最終便だった。

 マスクを詰めた段ボール箱3箱には漢詩が書かれた貼り紙がしてあった。「遼河雪融/富山花開/同気連枝/共●(ふん、●は目へんに分)春来」。遼寧省出身で県国際課で働く孫肖さん(40)が作った。孫さんによると、日本語に訳すと、「遼寧の雪が解けたら/富山の花もきっと咲く/兄弟姉妹みたいな私たち/一緒に春を待ち望もう」。孫さんは取材に「ふるさとのみんなに少しでも貢献できたらと思って書きました」と話した。(田島知樹)