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 2022年度の九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)暫定開業に伴い、並行在来線となる区間にかかる費用が徐々に明らかになってきた。当初から大幅に増えた維持管理費に、新たな判明分も加えた年間の経費は8億5千万円。さらに一部区間の設備の撤去に9億円、トンネルなどへの設備投資は試算中という。負担割合の合意から12年。開業を控えて佐賀県、長崎県、JR九州の間で綱引きが続く。

 並行在来線となるのは肥前山口(佐賀県江北町)―諫早(長崎県諫早市)間。鉄道施設を両県が管理し、列車の運行をJR九州が担う「上下分離方式」で存続する。両県は2008年、維持管理費を年間2億3千万円と試算し、負担割合は「佐賀1、長崎2」で合意した。

 しかし18年ごろから3者の本格的な協議が始まると、様々な課題が見えてきた。

 区間の維持管理費は、資材費の…

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