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 厚生労働省は11日、中国湖北省武漢市からのチャーター機で帰国した40代と50代の日本人男性2人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表した。40代男性は自宅待機していて発熱していた。これで国内で感染が確認されたのは計163人となった。重症者が複数出ている可能性があるという。

 厚労省は、重症者にはウイルス検査の結果が出ていない人が含まれている可能性があり、感染が原因で重症となったかも不明として詳細を確認している。

 新たに感染がわかった40代男性は埼玉県在住。第2便で1月30日に帰国し、検査結果は陰性だった。子どもと一緒に帰国したため、本人の希望で自宅待機。厚労省が健康状態を定期的に確認していた。2月8日に発熱し、10日に医療機関を受診。肺炎の症状が見つかり、検査で感染が確認されて入院中という。家族2人に濃厚接触の疑いがあり、同省が調べている。

 50代男性は武漢市在住で1月29日にチャーター機の第1便で帰国。その際のウイルス検査は陰性で、千葉県内のホテルに滞在していた。2月7日に発熱とせきが出て医療機関に入院。翌8日の検査でも陰性だったが、10日に再度検査を受けて感染が確認された。男性は、医療機関を受診するまではホテルの客室から出ていないという。

 第1便で帰国し、現在千葉県内のホテルなどに滞在している197人については11日から検体を採取しており、国立感染症研究所で検査を実施する予定。結果が出るのは12日以降で、陰性であれば順次帰宅してもらう。

 また、大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で10日に感染がわかった65人について、厚労省は20~90代の男女で、乗客61人と乗員4人だったと発表した。国籍は日本43人、米国12人、豪州4人、フィリピン3人、英国、カナダ、ウクライナが各1人。11日午後4時までに26人が医療機関に搬送されたという。(土肥修一)