[PR]

 家内安全、五穀豊穣(ほうじょう)を願って奉納される「川を渡るぼんでん」が11日、大仙市花館地区であった。各町内会など13の団体が、火消しのまといのような形をしたぼんでんを雄物川対岸の伊豆山(いずさん)神社に奉納した。

 江戸時代から続く伝統行事。ぼんでんが舟で川を渡るのは珍しく、大勢の観客が集まった。

 それぞれの団体は、ぼんでんを担いで渡船場に着くと、順に神職におはらいを受け、ぼんでん唄を披露した。用意したみかんや餅、お菓子を観衆に向けて空に放った後、岸辺に下りて、細長い舟に乗り込んだ。

 数日続いた降雪で、雄物川の河畔はすっかり白銀になっていた。渡し舟はその中を、赤や青など色鮮やかなぼんでんをのせて、ゆっくりと進んでいった。(曽田幹東)