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 ホンダは11日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて春節明けの操業を見合わせていた中国・広東省広州市の完成車工場について、再開を17日以降に延期すると発表した。広東省や広州市から7日夕、再開には当局への申請と感染防止策の徹底が必要と通達を受けたため。工場内の検疫態勢づくりやマスク着用の徹底、感染を防ぐ従業員教育などを進めるという。武漢市の完成車工場も17~21日の再開をめざすが、当局の方針次第では再び延びる可能性がある。

 自動車大手ではトヨタ自動車や日産自動車も、中国の工場再開を17日以降に延ばしている。一部企業は10日に操業を始めたが、自動車各社の本格的な生産再開には時間がかかりそうだ。 一方、中国工業情報化省は11日の会議で工場の生産再開を促した。新型肺炎が経済に与える悪影響を懸念し、「感染拡大を防ぐのと同時に、工業・通信業の生産を徐々に回復させることは重要で差し迫った任務」とした。北京紙・新京報は11日、米ゼネラル・モーターズが15日から中国国内の工場を再開すると報じた。(森田岳穂、北京=福田直之)