拡大する写真・図版2年生に英語の授業をする伊木ロドリゴさん=2019年12月4日午後、愛知県豊橋市、川津陽一撮影

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 日系人の単純労働を認めた1990年の出入国管理法(入管法)の改正を受け、海外から多くの出稼ぎ労働者が来日した。いま、その子どもたちの中には様々な障壁を乗り越えて力強く生きる人もいる。単純労働が中心だった親世代とは異なる道を歩んで欲しいと支援する日系人もいるが、内なる厚い壁がある。

 「みんなが突然、言葉の分からない国に行ったらどう思うかな」

拡大する写真・図版2年生に英語の授業をする伊木ロドリゴさん=2019年12月4日午後、愛知県豊橋市、川津陽一撮影

 愛知県豊橋市の中学校で英語教師を務める日系3世の伊木(いぎ)ロドリゴさん(33)は、地元の中学に進学した時、担任の国語教師、前田成人さん(58)の呼びかけで心が安らいだことが今でも記憶に残っている。前田さんは「言葉の壁は見えない障壁。何が分からないのか、こちらが気づいてあげる思いやりが大切」と振り返った。

 96年、仕事を求めるブラジル人の父(57)らとともに9歳で愛知に来た。小学校では日本語がわからずに自信を失い、「学校は苦痛な場所だった」。「ブラジルに帰れ」と書かれた紙が机に置かれていたこともあった。

■油まみれの作業着姿で父…

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