[PR]

 ミャンマー北部のカチン州で採れた約1億年前の琥珀(こはく)の中から、ハジラミに似た新種の昆虫と恐竜の羽毛が見つかった。現代のハジラミ類が鳥の羽毛に寄生している様子に似ていることから、恐竜の羽毛を食べていた昆虫だった可能性が高いと考えられている。中国・首都師範大などの国際チームが科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに報告した。

 コエルロサウルス類の恐竜のものらしい羽毛を含む琥珀が2個見つかった。一つ目の琥珀には、一部が食べられたような羽毛1本と昆虫9匹が入っていた。もう一つにも昆虫1匹と羽毛1本が入っていた。昆虫は体長0・15ミリほどで、いずれも幼虫らしかった。翅(はね)はなく、かむ力の強い口で羽毛を食べていたとみられるという。近い種類の仲間は知られておらず、新属新種と判断された。

 羽毛を食べる昆虫の起源ははっきりしていなかったが、今回の発見で、羽毛のある恐竜が多様化したとされる白亜紀中期までに登場し、寄生を始めたらしいことが示された。論文は科学誌のサイト(https://www.nature.com/articles/s41467-019-13516-4別ウインドウで開きます)で読める。(米山正寛)