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 在沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練が12日、陸上自衛隊日出生台演習場(大分県由布市など)で始まった。演習場を望む同県玖珠町の道路脇では、市民団体「ローカルネット大分・日出生台」が監視小屋を開設。訓練が、県や地元自治体が九州防衛局と交わした協定書などに沿った内容かチェックしていた。

 訓練は、協定書などに従い、午前7時(日祝日は午前8時)から午後8時までの間に行われることになっている。団体の浦田龍次事務局長(56)によると、演習場内に米軍の車両が姿を現したのは午前5時40分ごろ。最初の砲声は午後1時11分で、砲撃音と着弾音が静かな山間に響いた。団体によると初日は午後7時現在、この1回の砲撃のみ確認されている。

 過去の訓練では午後8時を過ぎても射撃が行われたことがあり、関係者は神経をとがらせる。浦田事務局長は「指揮官が代わると、その最初の年にルール破りが目立つ」と指摘。今回も新指揮官の下での訓練のため、警戒を強めている。

 訓練期間中は、毎日午前7時から午後9時まで複数人態勢でチェックを続ける。浦田事務局長は「訓練縮小や、きちんとした情報公開があれば安心につながるが、そうはなっていない。知らないうちに訓練が拡大され、事故や事件で初めて知るという事態が起きないようにしたい」と語った。(寿柳聡)