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 道に迷ったお年寄りの女性を交番まで送り届け、保護につなげたとして、佐賀県警唐津署は12日、いずれも唐津市立成和小4年の関口颯馬(そうま)君(10)と倉光遼(りょう)君(10)に感謝状を贈った。

 署や2人の話によると、今月2日午後2時20分ごろ、唐津市和多田西山で散歩していたところ、路上の女性から「唐津はどこですか」と声をかけられた。「ここは唐津ですよ」と答えても要領を得ないため心配になり、いったん近くの関口君の自宅に帰って買い物したお菓子を置き、急いで現場に戻った。

 倉光君が女性の手を引き、約600メートル離れた和多田交番をめざした。女性は途中、「道が分からない」「あなたたちがいなかったら、絶対に泣いてた」と話したという。午後2時40分ごろに交番に着いた。同3時半ごろ、女性が住んでいるグループホームから「入所者がいない」と届けがあり、90代の女性と分かったとされる。

 関口君は「交通事故が多いから、あの時助けてよかったと感じた」。倉光君は「いろいろと事件がないほうがいい。おばあちゃんは幸せに暮らしてほしい」と話した。

 唐津署の原恭二署長は2人に感謝状を渡した際に「適切に保護していただいた。困った人を助けようという優しさが人命救助につながった。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。(渡辺松雄)