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 富山県農林水産総合技術センター水産研究所(富山県滑川市)は12日、人工授精で育てた高級魚ノドグロ(標準和名アカムツ)の稚魚約1万匹を富山市沖に放流した。体長5~6センチの稚魚は、4年後には漁獲サイズの体長約25センチにまで成長する見通し。

 同研究所による放流は2015年度に始まった。昨年度は放流予定の稚魚が死滅してしまったため、できなかった。今年度は3月までに計約5万匹を放流する予定。

 この日は滑川漁港から栽培漁業調査船「はやつき」で稚魚を沖へ運び、水面近くでカモメなどに食べられないよう、水深約5メートルの位置にホースで流し込んだ。

 同研究所の福西悠一・主任研究員は「昨夏に3歳くらいの放流魚が1匹、刺し網漁で捕獲された。みんな大きく育ってほしい」と話している。(高津守)