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 秋田大医学部付属病院(秋田市)が認知症の診療体制を強化する。症状が多岐にわたる認知症に対応するため、患者を院内の各専門医へつなぐ窓口として、新たな診療科「高齢者臨床検査科」を1月に設置。今月から本格的に診察を始めた。

 深刻な高齢化に歯止めがかからない秋田で、高齢者に多い認知症の診療は重要だ。同大は、高齢者の健康に関する取り組みを全学的に進めている。2018年には、認知症の原因などを研究する「高齢者医療先端研究センター」が始動。今回新設された診療科は、同研究センターと連携しながら、これまで複数の診療科に分かれていた認知症の診療を包括的に担う。

 担当医の大田秀隆・同研究センター長は「認知症には様々な症状、疾患がある。(新たな診療科が)まず窓口となり、必要があればそれぞれの専門科に橋渡ししたい」と話す。院内だけでなく、地域の医療機関との連携もめざすという。

 診察は毎週水曜の午前と毎月第4金曜の午後。大田医師のほか、横浜総合病院臨床研究センター長の長田乾医師が担当する。当面の間は、診察を受けるにはかかりつけ医の紹介状が必要で、完全予約制。(野城千穂)