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 安倍晋三首相が国会審議中に野党議員に「意味のない質問だよ」とヤジを飛ばした問題をめぐり、野党は13日午前、首相による謝罪と撤回を自民党に要求した。これを受け、与野党は17日に衆院予算委員会の集中審議を開き、冒頭に首相が「釈明」することで合意した。

 与野党の国会対策委員長が13日朝から断続的に対応を協議。13日午前の審議は全面的に止まり、国会は空転した。

 問題のヤジは、12日の衆院予算委員会で質疑を終えた立憲民主党の辻元清美氏に対し、首相が飛ばした。自民党の森山裕国対委員長は首相以外の政府関係者による謝罪などを提案したが、立憲の安住淳国対委員長は首相による明確な謝罪を求めた。9時の開会が予定されていた衆院予算委員会や衆院総務委は開かれない状態が続いた。

 国対間の協議と並行して野党は立憲、国民民主、共産、社民の4党の幹事長・書記局長が会談。首相のヤジについて「議会制民主主義を冒瀆(ぼうとく)する」などとして政府・与党の対応次第で首相に対する懲罰動議を提出する方針を確認していたが、この合意を受けて提出を見送る方向になった。