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■取材考記 国際報道部・伊藤喜之

 アイデンティティーをめぐる取材で「沖縄人」としての意識を強く持つ青年と知り合った。沖縄県西原町の與儀(よぎ)幸太郎さん(25)だ。留学先のハワイで意識に目覚め、沖縄で近年、話者が減っている「しまくとぅば(島言葉)」の言語復興に取り組んでいる。

 日本全体の米軍専用施設のうち約7割が集中する沖縄で、かつてはファッションをまねるほど米兵に憧れていたという。だが、いまは沖縄の「脱植民地化」のために米軍は不要だと考える。米軍普天間飛行場の辺野古移設には、明確に「NO」の立場だ。

 そんな與儀さんだが、最近習い始めた琉球空手の道場で友達ができたのだという。辺野古の基地「キャンプ・シュワブ」から通ってくる海兵隊の米兵男性(27)だ。

 聞けば、沖縄では琉球空手を習…

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