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 実の親が育てられない子を「実子」として育てる特別養子縁組。国が年間1千件を目標に普及に努める一方で、成人した養子の当事者たちが制度の課題を指摘し始めた。孤立しがちな縁組家庭を社会で支える仕組みが必要と訴えている。

 「実の子ではないと父に言われたのは、高校生の時でした」。1月下旬、都内の会議室。スーツ姿の男性(23)が約40人を前に、淡々と話し始めた。

 経済的に恵まれた家庭の一人っ子として育った。両親は親戚以外との付き合いが少なく、しつけに厳しかった。17歳の時、父が怒った拍子に真実を漏らした。特別養子縁組をした、誰にも言うな――。そう続けた。母は「20歳まで言わない約束だったのに」と取り乱し、それ以上は聞けなかった。

 縁組は2歳だった。男性のアル…

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