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 気象庁の有識者検討会は13日、津波警報などの発表時に海水浴場にいる聴覚障害者に対して、赤白格子の旗を使って避難を呼びかけることを決めた。視覚で分かる伝達手段を導入する自治体は少なく、旗を使っている自治体でもそれぞれデザインが異なっていた。この夏からの使用をめざす。

 赤白格子のデザインは、この日の「津波警報等の視覚による伝達のあり方検討会」(座長・田中淳東大大学院教授)で報告された。使用は自治体に義務づけないが、望ましい旗の形として、赤白格子で四角、短辺は100センチ以上とした。

 検討会は昨年11月、横浜市の海水浴場で、聴覚障害者が沖から、浜辺に掲げた赤白格子や赤色、オレンジ色など10種類の旗の見え方を検証。赤白格子の旗が最も認識できたという。

 同庁は6月ごろまでに省令を改正して、視覚に訴える伝達手法として旗の活用やデザインを明記。津波注意報や津波警報、大津波警報が出た時には監視員らが赤白格子の旗を振って、避難を呼びかける。(金山隆之介)