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 宮崎県西都市は13日、博多大丸(福岡市)が取り組む「九州探検隊プロジェクト」に賛同し、同社とパートナーシップ協定を結んだ。市の特産品や百貨店の消費動向の情報交換などを通じ、両者で市のPRに努める。

 同プロジェクトは、博多大丸が一昨年6月に始めた。社員でつくる「探検隊」が3年かけて九州・沖縄の全119市を訪問。同社が協定を結んだ市の「情報発信アンバサダー」となり、特産品や人物、伝統文化を特設サイトでPRしたり、店頭やイベントで物販をしたりする。

 西都市との協定は、県内では都城、宮崎、延岡に続いて4番目、全体では45番目。協定締結式で、押川修一郎市長は「県内屈指の農産地帯で、西都原古墳群もある。物産・観光の両面ではずみをつけたい」。同社の香川暁子社長は「九州各地の知られていないモノ・コトを集め、お客がわくわくする店づくりをし、ブランド価値を高めたい」などと話した。

 百貨店業界では長く苦境が続き、今月には宮崎市の「ボンベルタ橘」がドン・キホーテ(東京)に買収された。香川社長は「ショックだったし、危機感も持った。九州探検隊も地方百貨店の生き残りをかけて考え抜いた方策の一つ。百貨店は、匂い、手触りを含め五感を刺激できるメディア。まだまだお役に立てると思う」と話した。(佐藤修史)