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 ドーン、ドーン、ドーン! 激しい衝撃とともに真っ白な波を頭からかぶり、一瞬思った。波にさらわれて死ぬんじゃないか――。

 1月上旬の朝、山口県下関市の唐戸桟橋からパイロットボートに乗せてもらった。関門海峡はS字に屈曲して流れが速く、航路幅は最も狭いところで約500メートル。だから通航や出入港する大型船は、豊富な知識と技術をもつ「水先人」を乗せなければならない。ボートは水先人を大型船へ送迎する役目を担う。

 同乗したボートは、北九州市門司区の部埼(へさき)沖で3隻に1人ずつ水先人を送り届けた。大型船に横付けされるたび、記者もボートの船外に出た。渡船と違ってデッキに柵はなく、海に落ちそうだ。滑り止め付きの軍手をはめ、操舵(そうだ)室の手すりをつたって、へさきへ進む水先人らの後を追った。

 波に襲われたのは、最後の1人…

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