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 古代の貯氷庫「氷室(ひむろ)」の跡と伝わる大穴が残る奈良県天理市福住町で11日、22回目の福住氷まつりがあった。復元した氷室に、子どもたちが地域の人たちの力を借りて氷3トンを運んだ。7月19日に取り出し、どれぐらい解けずに残っているかを調べる。

 地元の各種団体でつくる実行委員会が多世代交流事業として主催した。

 復元氷室に納める氷の塊は例年3トン。昨年は1026キロ残っていた。今回も用意した氷は3トン。大型トラックの荷台から30キロずつ箱形に切り出し、昔ながらの「もっこ」と呼ばれる麻袋の上へ。子どもたちは「おおこ」と呼ばれるてんびん棒で麻袋をつるして担ぎ、地域の人らに支えてもらいつつ運んだ。

 白橿ベースボールクラブ(橿原市)の寺井大和(やまと)君(小学4年)は「あんな重い氷を運ぶのは初めて。どきどきした」、田中海翔(かいと)君(同)は「余裕だった」。津岡宗助君(同)は「棒の後ろを高く持ち上げたら楽になった」と話した。(石川和彦)