NHK「きょうの料理」や雑誌などで活躍した料理家の城戸崎愛(きどさき・あい)さんが13日、急性心不全で死去した。94歳だった。葬儀は親族で行う。喪主はおい森田英太郎(もりた・えいたろう)さん。

 兵庫県生まれ。東京会館クッキングスクールやフランス・パリの料理学校「ル・コルドン・ブルー」で料理を学んだ。30歳のときに子宮がんの手術を受け、病院食に飽きて作ったフレンチトーストが評判になり、退院後に医師や看護師に料理を教え始めたことがきっかけで料理家の道に進んだ。

 料理の初心者に向けたレシピを得意とし、「ラブおばさん」の愛称で親しまれた。結核や糖尿病など度重なる闘病を経て「食べることは生きること」を口癖に、90代になっても「食は生きる力 91歳、現役料理家の命のレシピ」を出版するなどして活躍した。