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 法務省は14日、通信傍受法に基づく昨年1年間の傍受件数が10事件で9133回にのぼり、48人の逮捕につながったと発表した。このうち法改正を受けて昨年6月以降、通信事業者の立ち会いなしで傍受した携帯電話の通話は8事件で8795回。犯罪関連の通話は1213回あり、覚醒剤取締法違反や詐欺、強盗致傷などの容疑で40人を逮捕したという。

 通信傍受法は2000年8月に施行され、国会に対し毎年の運用状況の報告を義務付けている。16年に成立した改正法で窃盗や詐欺など対象犯罪が拡大し、昨年6月からは捜査の利便性向上のため、通信事業者の施設でなく警察施設などで事業者の立ち会いなしで傍受できるようになった。裁判所の傍受令状を事業者に示して行う方法は変わらない。

 18年の傍受件数は12事件で1万359回だった。(板橋洋佳)