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 金メダルを後悔する時がある。仕事がない。貯金を崩して生活している――。

 五輪女王の悲痛な叫びがフランス柔道界で波紋を広げた。大衆紙「パリジャン」に涙ながらに窮状を訴えたのは、リオデジャネイロ五輪の柔道女子78キロ超級で優勝したエミリ・アンデオルさん(32)だ。

 仏西部ボルドー出身のアンデオルさんは2014年の世界選手権で3位に入ってトップ選手の仲間入り。リオ五輪では欧州の選手として初めて女子の最重量級を制覇し、フランスのファンから「ミミ」の愛称で親しまれた。17年世界選手権(ブダペスト)で7位入賞を果たしたのを最後に国際舞台から退いた。

 同紙のインタビューに、アンデオルさんは「オリンピックで勝てば少しは生活が楽になると思っていた。ときどき、勝ったことを後悔する」と涙ながらに打ち明けた。引退後は仕事も見つからず、貯金を使うしかなかった。「何年間も国旗を背負い、結果も出してきた。でも生きていけないのが現実。とてもつらい」

フランスでは柔道は人気のスポーツだ。同じ重量級でも、男子100キロ超級で五輪2連覇中のリネールの年収は約6億円とも言われている。何が違うのだろうか。

 フランスでは柔道は人気のスポ…

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