西村奈緒美
東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる国立競技場は、車いすでも見やすいのでしょうか。電動車いすで生活し、外国人障害者向けの日本観光サイト「アクセシブルジャパン」を運営しているカナダ出身のバリージョシュア(以下ジョシュ)さん(39)が、完成したばかりの競技場に向かいました。
「おーすごい。視界を遮るものがないので、スタジアム全体を見渡せますね」
こけら落としとなった2019年12月21日、スタジアムに入るとジョシュさんが思わず声をあげました。
拡大する国立競技場の車いす用観客席に座るグリズデイル・バリージョシュアさん(左)=2019年12月21日、林敏行撮影
目の前に広がるのは、真ん中が空いたドーナツ形の屋根から陽光が差し込むフィールド。スタジアムは地上5階建てで、上に行くほど急になるすり鉢状の構造になっています。上段でも遠さを感じません。
■常設の車いす席、約500席 …
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