【動画】米大統領選、民主党の「新星」ブティジェッジ氏の横顔は?
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 11月の米大統領選に向け、民主党の候補者選びで「新星」のピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が躍進している。原動力となっているのは、トランプ米大統領に「勝てる候補」を求める民主党支持者の期待だ。

 朝日新聞は「ブダジェッジ氏」と表記していましたが、今後は「ブティジェッジ氏」とします。この表記が国内で広まっていることを踏まえました。

 11日夜、ニューハンプシャー州の集会でブティジェッジ氏は「多くの人が、新世代のリーダーとともに新しい時代を迎えることを選んだ」と自信を見せた。この日にあった同州予備選では小差で2位。3日にあったアイオワ州党員集会に続き、「革新派」のバーニー・サンダース上院議員(78)と接戦を演じたことで、「穏健派」の候補として急速に注目されている。

 元々、経歴は輝かしい。米ハーバード大、英オックスフォード大の双方で学び、29歳の若さで地元・サウスベンド市の市長に当選。人口10万人の市を再興させながら、在任中には海軍予備役としてアフガニスタンに従軍もした。当選すれば史上最年少の大統領となる清新さ、演説の巧みさもある。

 ただ、行政経験は市長としての2期8年だけ。若さのあまり、穏健派を求める有権者はブティジェッジ氏より、ジョー・バイデン前副大統領(77)らを支持するとみられていた。

【動画】米大統領選、民主党の「新星」ブダジェッジ氏の横顔は?

 ところが、ふたを開けるとブティジェッジ氏の方が、はるかに勢いがある。ニューハンプシャー州のリス・ランタンさん(67)は「テレビで話しているのを見て、この人ならトランプに勝てるかもって。バイデンは年を取りすぎている」と語る。ネーサン・フラーさん(48)は「彼なら民主党をまとめ、米国を再び一つにできる」と話す。オバマ前大統領とも重ね、「米国に必要なのは、2人に共通する『フレッシュさ』だ」と述べた。

 ブティジェッジ氏は同性愛を公表し、2年前には同性婚をした。人種や性をめぐって非寛容な姿勢を取るトランプ大統領に対し、民主党が掲げる「多様性」を体現する象徴にもなり得る。米メディアがニューハンプシャーで行った出口調査では「トランプ氏に勝てる候補」を重視する人のうち、最多の28%がブティジェッジ氏を支持した。

 最大の課題は、黒人からの支持の低さだ。2月の世論調査では4%にとどまり、バイデン氏の27%に大きく離された。市長時代に黒人の市警察署長を更迭したことや、白人のエリートという印象がマイナスに働いているとみられ、マイノリティーが多い州の予備選・党員集会に向けて挽回(ばんかい)できるかがカギだ。(ナシュア〈米ニューハンプシャー州〉=藤原学思)

特徴的な名字、米国人も発音に苦労

 ブティジェッジ氏は、その珍しい名字でも注目を集めている。つづりはButtigiegで、米国人も発音に苦労する。テレビのニュースで間違えたり、本人に発音を聞いたりする例がしばしばある。

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