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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は14日、オウム真理教の後継団体「アレフ」会員から「無断で放送された」との申し立てを受け審理入りしていたテレビ東京のニュース番組「ゆうがたサテライト」について、申立人のプライバシー、肖像権の侵害にあたらず、放送倫理上の問題もないとする見解を発表した。

 一方で、撮影を拒否していた申立人の音声の一部を加工せずに放送したことについて編集上のミスを認めたテレ東に対し、再発防止の取り組み強化を求める「要望」も付け加えた。

 審理対象は、2018年5月16日の放送回。番組は、「オウム真理教事件の死刑囚らの刑執行の可能性が高まる中、オウム真理教はアレフと名前を変えて存続している」として、「教祖を失う可能性に揺らぐ教団の実態」を特集したものだった。テレ東の取材班が、アレフの札幌道場前で取材した会員とのやり取りを、顔にボカシはかけつつ、約10秒間、音声を加工していない状態で放送した。

 会員は「再三撮影をしないよう訴えたにもかかわらず、無断で全国放送した」とし、「加工されていない声が放送され、個人が特定できる」などと肖像権とプライバシーの侵害を訴え、テレ東に謝罪と映像の消去などを求めてBPOに申し立てていた。

 同委によると、テレ東は申立人の音声が一部加工されずに放送されたことを、「編集上のミスで、放送上の『不体裁』が生じたに過ぎない」と説明した。この点について同委は見解書で、「申立人のプライバシー保護に関わりうる問題を含んでいた」と、テレ東に再発防止に向けた取り組み強化を要望しつつ、ミス自体は故意ではなく、顔にもボカシが入っており、申立人と特定できた者は限定的だと判断。さらに、テレ東がミスの再発防止に向けた取り組みを既に行っていることも評価し、「放送倫理上の問題があるとはいえない」とした。

 また見解書では、放送が申立人…

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