拡大する写真・図版映像制作:長倉威彦「ウラジーミル・タトリン、第3インターナショナル記念塔」1998年=CG映像

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 都市の背後に無数に存在する「あったかもしれない」建築と、現実に「ある」けれど美術館の展示室には「ない」建築。不思議な「建築」の世界に迫る展覧会が、大阪・神戸で開かれている。

 大阪・中之島の国立国際美術館で開催中の「インポッシブル・アーキテクチャー」展。何らかの理由で構想に終わった建築「アンビルト」に焦点を当て、それらがなぜ、あるいは本当に、「実現不可能だったのか」と問う。

 ウラジーミル・タトリンの「第3インターナショナル記念塔」は、近代建築史に名を刻むアンビルトの代表格だ。高さ400メートルの傾いた二重らせんの内側に回転するガラスの建造物を重ねる計画は世界に知られ、ロシア・アバンギャルドの象徴となった。

 公共建築の設計コンペからは、「日本趣味」の条件に反発しミニマルなデザインを提案した前川國男「東京帝室博物館」、超高層前提の募集にあえて低層案をぶつけた磯崎新「東京都新都庁舎」といった確信犯的な落選案を含む、多くのアンビルトが生まれた。

 一方、安藤忠雄は誰に頼まれる…

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