コメ兵、純利益96%減予想 中古販売、新型肺炎が直撃
石塚大樹
中古販売のコメ兵(名古屋市)は14日、2020年3月期の業績予想を下方修正すると発表した。昨秋の消費増税以降、店頭販売が落ちているうえ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で訪日客が減っているため。純利益は6億8千万円下げて4千万円(前年比96・0%減)となる見通しだ。
2月に入って店頭販売は、外国人客の免税売り上げが前年比2割減、全体でも1割ほど下回る日が続き、3月も新型肺炎などの影響が続くと見込む。販促費などのコストが膨らんでいることもあり、業績予想は「リーマン・ショックを上回る大きな下ぶれになった」(島田一利取締役)という。
この日発表した19年4~12月期決算は、売上高が前年同期比14・1%増の427億円、純利益は82・1%減の1億円だった。(石塚大樹)
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