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 多くの大リーガーを生むドミニカ共和国から野球の指導・育成方法を学ぶ公開講座が、宮崎市で開かれた。講師は今季、大リーグに挑戦する筒香嘉智選手のドミニカ武者修行をコーディネートした阪長友仁さん(38)。日本で導入が進む投手の球数制限に触れ、「目の前の結果ではなく、5、10年後の活躍を考えてほしい」と提言した。

 阪長さんは、筒香選手やプロ野球・西武の森友哉選手が所属した大阪府の「堺ビッグボーイズ」で現在、監督として指導にあたる。ドミニカの指導法を研究し、日本のプロ選手の海外トレーニングなどの支援も行っている。

 講座では投手の球数制限について、今春の高校野球の公式戦から、1人あたり1週間500球以内とするルールが導入されると説明し、「ドミニカでは球数制限はないが、そもそも子供をけがさせてまで勝とうとしない。プロの投手でも中6日で130球程度しか投げないので、500球でも多いのではという声もある」と述べた。

 ドミニカの人口は日本の10分の1以下だが、150人ほどの現役大リーガーを擁する。阪長さんはその理由について、現地の子供たちがフルスイングで空振りする動画を紹介し、「空振りを悪いことだと思わせない環境がある。子供の将来のために今何をするか。それを考えられるのが、いい指導者」と説いた。(松本真弥)