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 高齢者などの交通弱者が移動しやすい環境を整えようと、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンで、電動ゴルフカートを利用した「自動運転ゆっくりカート」の体験乗車が実施されている。

 体験乗車は、市と名古屋大学による実証実験の一環。13日から地域住民が予約で体験乗車できる取り組みが始まった。

 これに先立ち、駐車車両の回避と信号情報のカートへの伝達、カートの位置や状況を遠隔で監視する公開実験が12日にあった。運転手が乗車し、緊急時だけ操作する運行だった。カートは時速10キロ余りで住宅地を走行。屋根に取り付けた回転式のレーザースキャナーで駐車車両を感知すると、ゆっくりと右側に回避して直進した。速度調節のためにあらかじめ信号の情報を得るシステムは「DeNA」などと連携。将来的な無人の自動運転を想定した遠隔監視には、KDDI総合研究所の通信技術が使われている。

 体験乗車は無料で、同市石尾台地区の住民が対象。27日まで実施する。地区内に33カ所の乗降場所を設け、午前9時~午後4時に予約で希望区間を乗車できる。予約はゆっくりカートオペレーター(午前8時半~午後3時半、090・5035・5230)。(本間久志)