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 兵庫県内でひき逃げ事件が発生し、鳥取県方面に容疑者が逃走したと想定した両県警の合同訓練が14日、県境の新温泉町・岩美町であった。

 想定した事件は、新温泉町の交差点で車が歩行者をはね、鳥取ナンバーの容疑車両が岩美町方面に逃走したというもの。現場を管轄する兵庫県警美方署と鳥取署の両署員が協力し、4カ所で検問を実施。無線や携帯電話で情報を共有しながら、岩美町で容疑者を取り押さえた。

 両署は車で40分ほどの距離にある。普段から情報共有に努めているが、無線の周波数が異なるため、リアルタイムでの連携はできないという。このため年に数回は合同訓練を行い、両県警が事件後にすばやく無線をつないだり、協力して検問の態勢を敷いたりする方法を確かめている。

 訓練を終え、鳥取署岩美幹部派出所の菅埜(すがの)達人所長は「訓練は顔の見える関係づくりの場にもなっている。初動ですばやく対応できるよう備えていきたい」と話した。(宮城奈々)