拡大する写真・図版新型肺炎相談窓口

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 もしかしたら新型コロナウイルスに感染しているかもしれない。その時、どうしたらいいのか。症状は発熱やせきで、普通のかぜやインフルエンザと同じ。見分ける方法はあるのか。

 新型コロナウイルスに感染すると、かぜやインフルエンザに比べて症状が長く続く傾向があることがわかってきている。感染症に詳しい岡部信彦・川崎市健康安全研究所長はその目安として4~5日と指摘する。「症状が安定しているならば、その間は自宅で過ごした方が得策だ」と話す。医療機関に行っても確立した治療法はない上に、重症化のリスクがある高齢者らにうつしてしまう可能性があるからだ。

 自宅で過ごす際の注意点として、奥野良信・大阪健康安全基盤研究所理事長は「家族とは別の部屋で休み、タオルなどを一緒に使わない。換気をよくし、湿度を高めに保った部屋で安静にするとよい」という。

拡大する写真・図版3度目の受診で新型コロナウイルス感染がわかった事例

 なかなか症状が回復しない、あるいは悪化して感染したかもしれないと思ったら、中国・武漢市への訪問歴の有無などにかかわらず、各地の保健所などに設置された「帰国者・接触者相談センター」に電話で問い合わせる。そこで、担当者が聞き取りをし、感染が疑われると判断した場合には専門外来「帰国者・接触者外来」を紹介される。

 専門外来がある医療機関は公表されていない。2009年に大流行した新型インフルエンザの際に公表したところ、患者が殺到し、重症になるリスクのある患者への対応に時間がかかったためだ。加藤勝信・厚生労働相は14日の閣議後会見で、「必要な医療を適時適切に受けていただけるよう理解を」と協力を求めた。

 帰国者・接触者相談センターで新型コロナウイルスの感染の可能性が低いと判断されれば、一般の医療機関を受診することになる。そうした場合でも、萱場広之・弘前大医学部付属病院感染制御センター長は「事前に電話で問い合わせをした方が良い」という。他の患者に感染させることを防ぐために、受診時間や入り口を分けている医療機関もある。健康な人も「お見舞いをする際に病室での長時間の滞在は避けた方がいい」と話す。