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 静岡県は14日、清水港(静岡市清水区)に寄港する大型クルーズ客船のうち、12月までに4隻が、計24回分の寄港を中止すると発表した。新型コロナウイルスの影響とみられる。

 寄港が中止となったのは「ノルウェージャン・スピリット」(17回)、「セレブリティ・ミレニアム」(5回)、「クリスタル・シンフォニー」(1回)、「サファイア・プリンセス」(1回)の4隻。同港では、多くの感染者を出した「ダイヤモンド・プリンセス」を含む3隻7回分の寄港中止がすでに発表されている。今年は過去最多となる約60回の寄港が見込まれていたが、約半分がキャンセルされたことになる。

 県港湾振興課の担当者は「世界的な動きなのでどうしようもない。減るとは思っていたが、ここまでとは思わなかった」と語った。みなと総合研究財団クルーズ総合研究所の田中三郎副所長は、「コロナウイルスの流行で、欧米のクルーズ各社がアジアでの運航を見直している。全国で同じことが起きる可能性は高い」と説明した。

 県内では富士山静岡空港でも中国路線の欠航が相次ぐ。県空港振興課によると、14日、新たに中国東方航空の寧波線(2月14~3月26日)と北京首都航空の杭州線(同)の欠航が明らかになった。これで冬ダイヤ期間(3月26日まで)に同空港を発着する中国路線は全便欠航となった。(矢吹孝文、増山祐史)