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 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、金正日(キムジョンイル)総書記の生誕78周年に合わせ、遺体が安置されている錦繡山(クムスサン)太陽宮殿を訪れた。朝鮮中央通信が16日、伝えた。北朝鮮は新型コロナウイルス感染防止をめぐり「国家非常防疫体制」を宣言しており、正恩氏の動静は1月25日の公演観覧以来、途絶えていた。

 同通信は訪問の日時について触れていないが、例年2月16日に行っている。北朝鮮メディアは新型コロナウイルスによる肺炎の感染例を報じていないが、ほぼ連日、防疫の重要性を訴えている。韓国の北朝鮮専門家の間では、正恩氏が感染を警戒して外出を控えているとの見方があった。

 正日氏の誕生日の16日前後に北朝鮮は核実験やミサイル発射などを繰り返してきた。正恩氏は昨年末、「世界は遠からず、新たな戦略兵器を目撃する」と語り、一部では警戒する見方もあったが、韓国の北朝鮮専門家によると、対米関係などを考慮して状況をみているようだという。(ソウル=神谷毅)