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 シリア内戦をめぐり、アサド政権軍と反体制派の戦いが最終局面に入った。反体制派の最後の大規模拠点・北西部イドリブ県で政権軍が激しい攻勢をかけており、反体制派を支援するトルコが追い込まれている。トルコ国境付近への避難民が急増するなか、内戦の和平協議で協力してきたトルコ・ロシアとの関係にもきしみが出始めている。

 「2月末までにアサド政権軍を停戦ラインの外側に押し出すため、地上でも空でも必要な措置はなんでもする」

 トルコのエルドアン大統領は12日の演説で軍事介入をさらに強める意思を明確にした。トルコ軍は続々と部隊をイドリブ県に越境させており、在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」は、今月2日以降に1600台以上の軍用車両が新たに同県周辺に配備されたとしている。

 さらにエルドアン氏は「アサド政権軍とロシア軍はイドリブで市民を虐殺している。避難民をトルコ国境に追いやり、無人の土地に進駐するのが目的だ」と政権の後ろ盾のロシアにも非難の矛先を向けた。「勝ち組」のロシアとの和平協議での協力をてこに、シリア内戦への発言権を確保してきたエルドアン氏がロシアを直接的に非難するのは異例だ。

 トルコと国境を接するイドリブ県は、アサド政権を支援するロシアとイラン、反体制派を支えるトルコが2017年5月に合意した四つの「緊張緩和地帯」の一つ。ほかの三つはすでに政権軍に制圧されており、反体制派の最後のとりでだ。

 18年9月にはロシアとトルコ…

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