拡大する写真・図版アリゾナからニューハンプシャーへ。「対話の旅」をしたジェイソンさん、ジョンさん、カラさん(右から)=ニューハンプシャー州レバノン、土佐茂生撮影

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 米大統領選に向けた民主党の候補者指名争いで、米北東部にあるニューハンプシャー州の予備選を取材中、はるか離れた南西部アリゾナ州からやってきた親子に出会った。娘の一言がきっかけとなって父親が決断した、「政治と対話の旅」に同行した。

 2月8日夜、民主党の候補者が一堂に会するイベントがニューハンプシャー州マンチェスターであった。ピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)の陣営が設けたブースの前に3人が立っていた。

 「どこから来ましたか?」と話しかけると、「アリゾナです」。思わず言葉を失った。アリゾナ? 距離にすると3500キロ以上離れている。東京からであれば、ベトナム辺りまで行ける距離だ。

 「息子と娘が選挙に興味があってね。アリゾナには候補者があまり来ないから、『よし、歴史を目撃しに行くぞ』って感じで来たんだ」

 アリゾナ州政府職員のジョン・アッシャーさん(52)が笑いながら話してくれた。一緒にいたのは、アリゾナ州立大学で政治学や国際関係を学ぶ息子のジェイソンさん(20)と、高校生の娘のカラさん(16)だった。

始まりは乱射事件

 アリゾナ州フェニックス郊外に住む3人が、7日の夜行便でニューハンプシャーに入ったきっかけは、親子の会話だった。

 2年前、フロリダ州パークランドの高校で元生徒が銃を乱射し、17人が殺される銃撃事件が起きた。その後、ドライブ中にカラさんがぽつりとつぶやいた。「怖い」

 ジョンさんが「どうした?」と聞くと、答えは「学校に行くのが怖い」だった。

 3週間後、カラさんの学校で脅…

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