拡大する写真・図版3月の試合に向けトレーニングに励む橋本祐二さん(右)=2020年2月12日午後5時37分、北九州市八幡西区

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 福岡県警行橋署の苅田交番(苅田町)に勤務する巡査部長、橋本祐二さん(35)には、別の顔がある。高校時代に始め、そこで培った「ひるまず前に出る」姿勢は、日々の仕事にも生きている。しばらく遠ざかっていたが、3月、久しぶりの「舞台」が待つ。

 北九州市八幡西区出身。中学までは野球やソフトボールに打ち込んだ。大学卒業後は大分県内の食品卸売会社に就職。2013年4月、「地元の安全・安心に貢献したい」と福岡に戻り、警察官になった。

 橋本さんが高校1年だった2000年。テレビで見た「ビッグマッチ」が転機となった。

 ボクシング・ライト級世界王者の畑山隆則選手と坂本博之選手の激しい打ち合いに魅せられた。すぐに北九州市八幡西区の折尾ボクシングジムに通い始めた。

 高校3年でプロテストに合格し、大学1年でデビュー。初戦から3連敗したが、その後は勝ちを重ねて全日本新人王決定戦に挑んだものの、予選で敗れた。

 22歳で引退。ライセンスを更新せず、失効した。そこまでの戦績は10戦6勝(4KO)4敗だった。

拡大する写真・図版福岡県警行橋署苅田交番に勤務する橋本祐二さん=2020年2月14日午前11時6分、福岡県苅田町

 「厳しい練習と減量を乗り越えて勝った時の達成感は何にも代えられない」。警察官の激務をこなしながらもボクシングへの思いは消えない。休みに後輩の試合観戦に行き、時にシャドーボクシングをしてはリングに戻る日を思い描いた。

 33歳だった2年前、妻の雪枝さん(39)に復帰の思いを伝えたが、返ってきた答えは「だめ」。雪枝さんは幼い子ども3人の世話に追われていた。

 ライセンスを申請できるのは3…

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