拡大する写真・図版「ビデオリンク方式」での検察官による証人尋問を聞く野村悟被告(右から3人目)と田上不美夫被告(右端)=2020年1月30日、福岡地裁

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 四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」トップの総裁野村悟(73)とナンバー2の会長田上(たのうえ)不美夫(63)の両被告の公判は、4事件で唯一の殺人事件である1998年の元漁協組合長射殺事件の証人尋問が終わった。公判の最大の焦点は「トップの指示があったか」で、証人は43人に上った。だが、両被告が事件を直接指示したという証言は出なかった。検察側は何を立証しようとし、弁護側はどう反論したのか。

 98年2月、北九州市小倉北区の路上で、元漁協組合長(当時70)が頭や胸などを撃たれて死亡した。4事件のうち最も古い事件。昨年10月に始まった両被告の公判は、12日の第24回までこの事件の証人尋問を続けた。

 検察側はまず、工藤会の組織性の立証を試みた。元組員や傘下組長から「(野村被告の自宅で)幹部が廊下で正座してあいさつしていた」「総裁は会長の上」との証言を得た。工藤会が上意下達の組織であり、重要な意思決定は上層部の了解なしにはあり得ないと証明するのが狙いだ。

 事件の背景については、漁協に…

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