聖火がまちに 沖縄
太平洋戦争末期、沖縄では凄惨(せいさん)な地上戦が繰り広げられ、県民の4人に1人が亡くなったとされる。本島南端の糸満市は、追い詰められた日本兵と避難民が入り乱れた激戦地だ。
中学3年の上原恋芽(こいめ)さん(15)は、その糸満市で育った。小学6年から3年間、市の平和ガイド育成事業で沖縄戦を学んだ。戦争体験者から話を聴き、戦跡や壕(ごう)、追悼碑などを巡った。「戦争は人を人でなくしてしまう」。元県知事で鉄血勤皇隊として学徒動員された故・大田昌秀さんの言葉は、いまも忘れられない。
平和ガイドをする恋芽さんに…
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