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 札幌市で昨年7月、安倍晋三首相の街頭演説中にヤジを飛ばした市民を道警の警察官が取り押さえて排除した問題で、北海道弁護士会連合会(道弁連)は17日、道警と道公安委員会に対し、速やかに調査結果を公表するよう求める理事長声明を発表した。道弁連が声明を出すのは昨年9月に続いて2度目。同日付で道警と道公安委員会に郵送したという。

 八木宏樹理事長らが札幌市内で記者会見した。発生から半年以上が経った現在も、道警が札幌地検による捜査を理由に、排除の法的根拠について説明を避けていることについて「道警が調査の結果を公表しても、地検の妨害にはなりえない」と改めて指摘した。

 2度目の声明発表について八木理事長は「このまま時が経てば、『公権力が市民の思想や信条に介入しても構わない』という空気が社会に広まってしまう」と危機感をあらわにした。今後も道警が調査結果を公表しなければ、声明を出し続けるつもりだという。(武田啓亮)