[PR]

 五穀豊穣(ほうじょう)などを願う旭岡山神社梵天(ぼんでん)奉納祭が17日、横手市であり、町内会などの団体が勇壮に32本の本ぼんでんを奉納した。

 横手のぼんでんは頭飾りの豪華さが特徴で、長さ約5メートルで、重さは約30キロ。今年は干支(えと)や宝船もの以外に、東京五輪や元号発表時の菅義偉官房長官の姿を表した飾りもあった。

 雨の中、横手市役所本庁舎前に勢ぞろいした若者たちは、花火の合図で、先陣を争うように出発。ぼんでん唄やほら貝の音が響く中、「ジョヤサ、ジョヤサ」のかけ声で、町内を駆け巡り、3キロ先の山の中腹にある本殿を目指した。例年は雪道を上るが、今年は雪が少なく、石段がむき出しになっていた。本殿では先陣と後陣が激しくもみ合い熱気に包まれた。

 参加者の阿部心聖さん(26)は、「健康で過ごせるように願いました。(石段が)危なかったが、雪がなく楽だった」と話した。横手では「ぼんでんが終われば春が来る」と言われるが、「やる前に来てしまった。これからどんどん暖かくなる」と阿部さん。(山谷勉)