拡大する写真・図版北京市内で13日、防護服を着て消毒作業をする作業員たち。チャイナ・デイリー提供=ロイター

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 新型コロナウイルスが拡大した中国で、春節休暇で地方に帰省した2億人を超える出稼ぎ労働者「農民工」が都市部へ戻らない状況が続いている。農民工は製造や建設、飲食業などの現場で不可欠な存在で、政府は専用の列車やバスを用意して帰還を後押しする。だが、流入による感染拡大を恐れ、受け入れに高いハードルを設ける都市もあり、態勢を整えられない企業もある。

 北京市中心部から南東に約20キロ離れた通州区馬駒橋鎮。全国有数の出稼ぎ労働者の街には今、ほとんど人影がない。中心部の交差点は普段なら宅配や工場、建設現場での仕事を探す人と、派遣業者の双方が集まってにぎわうが、周辺の店もほとんどが閉じたままだ。

拡大する写真・図版閉鎖された馬駒橋鎮の人材派遣会社の店舗。軒先には電話やネットを通じて営業していることを知らせる多数の貼り紙があった=2020年2月14日、北京市、平井良和撮影

 同鎮は約15万人の住民のうち、この街に戸籍がない「流動人口」が10万人余りを占める。その多くが「農民工」で現場労働で首都の経済を支える。だが、多くが春節で帰省したまま戻らず、街は空洞化している。

 中央政府は経済の回復を急ぐ立…

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