拡大する写真・図版日産自動車の臨時株主総会に参加する株主ら=2020年2月18日、横浜市

[PR]

 日産自動車は18日、内田誠社長(53)ら4人を取締役に選任するための臨時株主総会を横浜市内で開いた。昨年9月に辞任した西川(さいかわ)広人前社長(66)は取締役からも退任。昨年12月に社長に就いた内田氏が率いる新体制が、株主の承認も得て正式にスタートした。

 総会は午前10時から2時間40分行われ、新取締役として、内田氏、三菱自動車から転じたアシュワニ・グプタCOO(最高執行責任者、49)、坂本秀行副社長(63)、仏ルノー社外取締役であるピエール・フルーリォ氏(66)の4人が承認を得た。坂本氏は、日産ナンバー3の副COO職を1月に辞任して日本電産に移り、4月に同社の社長に就く関潤氏(58)に代わる取締役候補。西川氏と山内康裕前COO(64)は18日付で取締役から退く。

 世界的に新車販売が振るわない日産は13日、2020年3月期通期の業績見通しを下方修正した。業績悪化に歯止めがかからず、営業利益は前年比73・3%減の850億円と大幅減益になる見通しで、期末配当を10年ぶりに無配にする。内田氏は総会で「株主のみなさまには大変申し訳ないが、着実な成長を果たすため、経営資源を事業構造改革と将来投資へ集中する必要があると判断した」と説明した。(友田雄大)