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 指定暴力団工藤会の本部事務所(北九州市小倉北区)の解体作業が18日中に終わる。使用制限を告げる福岡県公安委員会の標章が貼られた塀の一部が残されていたが、この日の午前中に重機で撤去された。19日に所有権が移される。

 跡地は、工藤会側が公益財団法人・福岡県暴力追放運動推進センターに1億円で売却し、センターは県内の民間業者に転売する契約が成立。同市でホームレス支援などに取り組むNPO法人「抱樸(ほうぼく)」が購入し、生活保護受給者の受け入れを核とした福祉施設の建設を目指すと表明している。

 本部事務所の解体作業は昨年11月から始まった。売却益の1億円から解体費用などを差し引いた約4千万円は、組員らが関与したとされる事件の被害者への賠償に充てられる。