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 新型コロナウイルスの感染者が増える中、神奈川県箱根町の観光名所では通常だと最も目立つ中国人観光客がほとんど姿を消した。観光業にとっては、昨秋の台風で被災した箱根登山鉄道の運休との「二重苦」だ。ただ、日本人や欧米系の来客は続いており、町や業者は感染問題の終息を待ちわびている。

 白い噴気が立ち上る大涌谷。15日午前11時半、134台分ある一般向け駐車場では、約9割の119台が使用されていた。だが、名物の黒たまご売り場では、いつも飛び交っていた中国語は聞こえず、卵を食べて談笑する人たちは日本人が最も多かった。

 甲府市の浅岡英樹さん(50)は「横浜の中華街に行こうと思っていたんですが、予定を変更して箱根に来ました」と話した。欧米系も目立ち、カナダ・バンクーバーの男性ザック・ジョハンソンさん(30)は「札幌の雪まつりでは、みんなマスク姿で少し心配になった。でも、私たちは若くて健康だからコロナウイルスは大した問題ではない。京都にも行って、ご朱印帳に寺社のスタンプを集めます」と楽しんでいた。

 大涌谷園地は昨年11月、火山活動の沈静化で半年ぶりに開放されたが、その前月から台風19号の被害で箱根登山鉄道は長期運休している。

 園地にある箱根ジオミュージアムの山口賢館長によると、来館者は11月~今年1月は前年比で20~30%減り、2月も同じ傾向が続いているという。今後も「日本人の方たちが来てくれるかどうかを心配です」。

 登山鉄道の強羅駅に近い箱根銀…

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