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 奈良市の東大寺では、修二会(しゅにえ、お水取り)の準備が進む。3月1日から本行(ほんぎょう)がはじまると、二月堂は、菜種油を使った灯明で照らされる。この油を用意する「油量り」が18日、二月堂であった。

 講社「二月堂百人講」の3人が作業にあたった。目盛りのついた木の物差しで量りながら、缶からおけに油を流し入れた。その後、おけからつぼに移し、堂内に運び入れた。つぼは「1斗」「1斗2升」「1斗3升」の3種類が用意された。籠(こ)もりの僧の練行衆のうち進行監督役「堂司(どうつかさ)」を務める上野周真(しゅうしん)さんらが作業を見守った。

 百人講の世話人の沢村清秀さん(62)は「お水取りは、練行衆が国家安寧や平和を祈る。つつがなく行をしてもらえるように真剣に量った。こちらも身が引き締まりました」と話した。(岡田匠)