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 昨年9月28日に投票されたアフガニスタン大統領選で、選挙管理委員会は18日、現職のガニ氏(70)が得票率50・64%で再選したとの確定結果を発表した。最大の課題である治安回復を達成できるか、指導力が問われる。

 計18人が立候補した大統領選は、最大民族パシュトゥン系のガニ氏に、現政権ナンバー2のアブドラ行政長官(59)らが挑んだ。アブドラ氏は2番目に多い民族タジク系の支持を集めたが、得票率は39・52%にとどまった。

 ガニ氏の後ろ盾となってきた米国は現在、アフガン駐留米軍の撤退に向けて反政府勢力タリバーンと和平協議を進めている。近日中に「暴力行為の削減」週間を設け、戦闘が終息すれば今月末にも和平合意することで双方が一致している。

 ただ、肝心のアフガン政府とタリバーンの和平協議は始まっていない。アフガニスタンに平和がもたらされるかどうかは、米軍が去った後も、ガニ氏が国内各派を取りまとめて強い交渉団を作り、タリバーンを説得して停戦につなげられるかどうかにかかっている。(乗京真知)