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 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」に登録された上野三碑(こうずけさんぴ)や万葉集の歌碑を紹介したガイドブックがお目見えした。万葉の和歌をメロディー化した歌と英訳入りの力作。高崎商科大の地域連携センター(群馬県高崎市根小屋町)が「外国人客やハイカーに役立ててほしい」と作成した。

 現地の山名八幡宮から山上碑、根小屋城址(じょうし)を経て金井沢碑までの4・3キロは市管理の高崎自然歩道の一部。50年ほど前、地元の会社経営者が市の許可を得て地元ゆかりの和歌などの歌碑約30基を道沿いに設置し、「石碑(いしぶみ)の路(みち)」と称されている。

 ガイドブックは歌碑や上野三碑などの所在地と自然歩道を地図上に掲載。和歌と現代語訳、英訳、歌碑の写真、QRコードを添えた。コードをスマートフォンで読み込むと、和歌が曲として流れる。

 1千部作成し、ボランティア団体や観光協会などに提供した。22日には高崎商科大の学生の案内で、地元の中学生ら約50人が散策する。前田拓生センター長は「外国人客のガイドなどで活用してもらい、観光の振興につながればありがたい」と話している。問い合わせは高崎商科大・地域連携センター(027・347・3350)へ。(野口拓朗)