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 絹織物の産地の富山県南砺市城端地域で織られる「しけ絹」と、同県高岡市福岡地域の特産「すげ笠」の骨となる竹の加工技術を応用した作品を富山大芸術文化学部の学生が作った。絹織物メーカーの女性のアイデアをもとにしていて、メーカーでは作品から伝統工芸の新たな可能性が見えてきたといい、作品をアレンジして商品化することも検討している。

 富山大芸術文化学部4年の松岡由莉茄さん(22)が作ったのは「繭カプセル」。150本近い竹ひごで骨組みを作り、全体で13平方メートルほどあるしけ絹を縫い付けて仕上げた。縦約110センチ、横約100センチ、高さ約80センチで、大人1人が入れる大きさだ。

 松岡さんは、所属するゼミの活動で、2018年10月から県西部地域の伝統工芸品の歴史や現状を調査。その中で、しけ絹を扱う「松井機業」(南砺市城端)の6代目見習い、松井紀子さん(35)と出会う。

 しけ絹は、ごくまれに2匹の蚕が一つの繭を作ることがあり、その繭からとれる糸で織り上げる。2匹の蚕がはき出した糸が絡み、表面に独特の節ができるため、しけ絹を通る光は柔らかく感じられるという。

 松井さんは「人が入れる蚕の繭のようなものを作ってみたい」と松岡さんに打ち明けた。普段から繭を目にしていて、自身が蚕のようになれるインテリアを作りたかったという。

 仕事や子育てに追われる松井さ…

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